今夏の甲子園で54年ぶりの優勝を飾った作新学院が、新チーム初戦を快勝発進した。

 ドラフト候補の今井達也投手(3年)からエースナンバーを引き継いだ左腕、大関秀太郎投手(2年)が先発。8回まで9三振を奪い、9安打3失点と粘投した。

 甲子園でベンチ入りしていたのは1番鈴木萌斗外野手(2年)と、主将を務める2番添田真聖内野手(2年)のみ。伝統の強力打線はこの日も13安打9得点を挙げたが、初回無死一、二塁などチャンスをものにできない場面もあった。

 小針崇宏監督(33)は「まだまだ野球にならないところがたくさんある。ヒットは出ているけど、得点にどうつなげるか」と引き締めた。