今春センバツ王者の智弁学園が終盤の集中打で高田商を逆転し、2年連続16度目の優勝を飾った。

 7回の高塚勢牧(せいま)内野手(1年)福元悠真主将(2年)の1発攻勢に続いて、8回に決勝打を放ったのは途中守備から出場した南峠友祐外野手(1年)。公式戦初安打になる1死二塁からの適時二塁打で、勝ち越した。

 小坂将商監督(39)が「努力家」と認める1年生は「全体練習のあとに毎日必ず、ボールケース1~2箱のティー打撃をやります。大事にしている練習です」。センバツを制した強豪で1年からベンチ入りをつかんだ努力の一端を明かした。