【ピオリア(米アリゾナ州)5日(日本時間6日)=本間翼】日本ハム大谷翔平投手(21)のため、今季初実戦で「二刀流サポートオーダー」が組まれることになった。今日6日に行われる紅白戦は、「1番DH」で出場する方向。投手もこなし、通常の打者よりも打席数が足りなくなるため、もっとも打席がまわる先頭打者に配置し、実戦感覚を養わせるプランだ。
メジャー関係者をも驚嘆させた大谷の打撃力を生かすため、首脳陣も最大限サポートする。今日6日(日本時間7日)に行われる初実戦となる紅白戦で「1番大谷」が実現する。キャンプ休日に報道陣と応対した栗山監督は「実戦調整の場所をつくってあげないと。体ができているなら、打席をあげた方がいいのかなと思う」と、投手調整のためチームメートよりも不足する大谷の打席数を補っていく考えを明かしていた。
昨年はリーグ3位の打率3割2分6厘とブレークした近藤が、DHで出場する機会が多かったため、打者大谷の出場機会は激減。2年目の234打席、10本塁打に比べ、118打席、5本塁打と、ベンチで戦況を見つめる時間が長くなった。経験を積んだベテランでも「代打稼業」は難しいとされる。昨季の大谷が打撃成績を落としたのは、出場機会が少なかったからだという認識は首脳陣にもあり、城石、金子両打撃コーチは1番打順のまわる「1番」に大谷を配置。少しでも打席数を増やして経験を積ませる考えだ。
今キャンプは2度のフリー打撃を行い、メジャー関係者が視察する前で、柵越えを連発。パドレスのグリーン監督やロレッタ・ベースボールオペレーション特別補佐は、投手としての能力に加え、打力の高さも認めている。
メジャーキャンプ開始目前のこの時期は、アリゾナにスカウトらの関係者も多く、今日6日の紅白戦もグランド脇から目を光らせることが予想される。打席が多くまわる「1番」という打順は、大谷本人だけではなく、メジャー関係者にとっても歓迎すべき措置となりそうだ。
◆大谷の打順1番 公式戦で1度。ルーキーイヤーの13年5月6日西武戦(西武ドーム)に「1番右翼」でフル出場。チームが前回対戦で1安打に封じ込まれた十亀対策として抜てきされたが、4打数無安打2三振に終わった。同年の球宴第2戦(神宮)では、全パ栗山監督がファンサービスとして起用。第1打席で球宴初安打を放ち、4打数1安打だった。



