日本ハムが釧路(27、28日)帯広(29日)で開催される西武との道東シリーズ3連戦で、記録ラッシュを狙う。

打撃では、あと1本に迫ったパ・リーグ5万号本塁打を中田翔内野手(30)が“あの人”が打つと予言。救援陣では、宮西尚生投手(34)がパ新記録の12年連続50試合登板へ、あと2つ。デビューから163試合連続無敗の“負けない男”公文克彦投手(27)も日本記録に王手をかけており、それぞれ記録達成へ意気込んだ。

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一足早く秋の気配漂う道東を、日本ハムが熱くする。27日から始まる釧路、帯広での西武3連戦は、見所満載だ。まずは、打撃陣。あと1本に迫ったパ5万号本塁打を懸けて、山賊打線と激突。27日はパ3試合のうち、日本ハム対西武のみデーゲームで大チャンスだ。26日、大阪から東京経由で空路、釧路入りした中田は「そこでしか試合が見られない人もいる。そういう人たちのために、いい試合をしたい。休んだぶん頑張らないと」と意気込んだ。

25日オリックス戦(京セラドーム大阪)で右手痛から戦列復帰し、定位置の4番で3安打2打点といきなり大暴れした。5万号への期待もかかるが「清宮が持って行きそうやな。逆に打たせてやりたいよ」と、自身が不在時に4番を務めた若きスラッガーが打つと予言。清宮は今季1号が球団8000号の記念アーチとなっており「あいつ、持ってるから」と、不敵に笑った。

ブルペンでは、2人の中継ぎ左腕に注目だ。パ新記録の12年連続50試合登板へ2試合と迫った宮西は、過去に釧路での登板がない。16年に釧路町、今年は標津町と釧路市に近い町で応援大使を務めているだけあって「地方球場は得意だし、2連投して釧路で決められたらいいな」。“負けない男”公文は、元同僚の巨人高木が持つデビューから164試合連続無敗の日本記録にリーチ。「珍記録ですよね?」と照れながらも「西武打線にイヤなイメージはない。勝ち試合で達成できたら」と、気合を入れた。【中島宙恵】