開幕日決定から一夜明け、ヤクルト高津臣吾監督がベテラン左腕へ正式に大役を託した。オンライン取材に応じ「変更はありません。石川が開幕投手です。今日の練習前に部屋に呼んで告げました」と明かした。

3月から決めていたが、活動自粛期間をへても揺るがなかった。自主トレ中にナックルカーブに挑戦するなど、貪欲に進化を求めた40歳は「不眠不休で頑張ります」と答えたという。

柱以外のピースは未定のまま。高津監督は先発ローテについて「決まっているところと白紙になった部分がある」。野手も含め、チーム練習で合流した際に「競争で6月19日のベンチ入りやスタメン、1軍を勝ち取ってほしい。いい結果が出た人がその場に立てる」と伝えた。他球団との練習試合に先駆けて27日と30日には紅白戦を行う。開幕までの実戦は限られるが、ベテランも若手も優遇することなく、ギリギリまでベストな布陣を見極める。【鎌田良美】