日本ハム上沢直之投手(27)が「ジャイロフォーク」習得を目指す。12日、沖縄・名護キャンプでブルペン入り。94球を投じた中で、持ち球とするフォークとは別の、落差の大きいボールに手応えを得た。「目先を変えられたらいい。同じフォークだと、大体想像しているボールが来る。同じ球でも2つあったら、面倒くさいじゃないですか。だからそういう狙いですかね」と明かした。

投球分析システム「ラプソード」でボールの回転数を確認する中で、気が付いた。「ジャイロ回転っぽく投げた方がボールは落ちる。どちらかというと、僕は真っすぐ回転のまま。落差の大きいフォークを投げる人は、大体ジャイロ回転」。代表的な投手に“お化けフォーク”で知られるソフトバンク千賀を挙げた。空気抵抗が増えることから「きれいな回転をかけない方が落ちると思う」とイメージを膨らませた。

開幕投手最有力候補の右腕は、16日に行われる中日との練習試合(北谷)で今季初の実戦登板となる予定。「まずはバッターに対して、思ったようなボールを投げられるのかを大事にしてやっていきたい」と意気込んだ。【山崎純一】

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