東京五輪の侍ジャパンに選出された楽天田中将大投手(32)が、日の丸への決意を示した。

16日、全体練習後に囲み取材に対応。8年ぶりの日本復帰によって五輪出場となったことに「イーグルスと契約をするにあたって、日本球界に復帰、戻ってくるということになれば、オリンピックに出られる可能性もあるというのは自分の中で出てくるんだというのは1つ自分の中でありましたし、思いというのはありました。選ばれたいと思っていたので、今日発表があって名前が呼ばれてうれしかったです」と率直な思いを口にした。

19歳、プロ2年目で臨んだ北京五輪では稲葉監督とともにプレーし、4位に終わった。「そこらへんの経験というところは、年を重ねている分だけあると思う。何か伝えられることがあれば、知っていることは伝えたい」と力を込め、稲葉監督の下でプレーすることには「代表チームでもそうですし、一緒にプレーする機会というものはありましたけど、監督と選手としてやるのは初めてなので楽しみです」と心待ちにした。

北京五輪から13年がたち、柳田、坂本らとともにメンバー最年長となった。「自分自身がしっかりと中心となって戦力となるんだという気持ちをもってやらないといけないと思う。今まで代表チーム、北京、WBCも09年、13年と代表に入ってプレーさせていただきましたけど、また自分が違った立場で今回はプレーする、自分のポジションというのは違うのかなと思います」と自覚を示した。

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