こどもの日に、日本ハム清宮幸太郎内野手(22)が、プロ5年目で初の2打席連続本塁打だ。2回、楽天岸から3号ソロを放つと、4回には一時同点の4号ソロを右翼スタンドへ。清宮の2発も実らず、チームは9カードぶりに同一カード3連敗。6日の西武戦で敗れ、首位楽天が勝てば自力優勝の可能性が消滅する危機に陥ったが、大器覚醒を予感させる活躍に球場は沸いた。

◆岸から1試合2発 18年7月21日に西武の浅村と中村が記録して以来となり、清宮が6人目。6人全員が2打席連発で、左打者では清宮が初めて。

◆清宮の“ドームーンショット” 岸からの2本塁打目は札幌ドームの天井へ高々と上がり、6・5秒と滞空時間の長い1発となった。エンゼルス大谷が18年9月5日のナイターでのレンジャーズ戦で放ったソロは45度の打球角度、6・9秒の放物線を描き「ムーンショット」と称された。昨年8月26日のデーゲームでのオリオールズ戦での41号となった「サンシャインショット」は6・3秒。清宮の6秒超えは大谷級といえる。また巨人岡本和が20年7月28日のDeNA戦(東京ドーム)で放った1発は7・34秒を計測した(滞空時間はいずれも日刊スポーツ計測)。