日本ハムのコナー・メネズ投手(27)がノーヒットノーランを継続したまま降板した。来日初先発で5回まで無安打無失点と好投。これまで中継ぎ登板で2回43球が最長イニング、最多球数で、中継ぎ登板をした3日楽天戦(楽天生命パーク)から中4日での先発ということも考慮されての降板とみられる。

助っ人左腕は5回まで来日最多となる73球を投げ、5奪三振、3四死球。テークバックの小さいコンパクトな腕の振りからキレのある直球やスライダーを軸にロッテ打線を翻弄(ほんろう)した。打線の援護がなく、勝利投手の権利は得られなかった。

初回は失策で走者を出したが、相手の走塁ミスに救われた。さらに、マウンドさばきも巧みで3回は四球、4回は死球で走者を出塁させたが、けん制で一塁走者を誘い出して2度の盗塁死でピンチの芽を摘んだ。

6月下旬に日本ハムに加入したメネズは、7月に来日後は1軍で13試合に登板して6ホールド、防御率1・26と安定した成績を残し、14回1/3を投げて17奪三振をマークしていた。8月20日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)で2回43球を投げた翌日に新庄剛志監督(50)は「メネズには昨日(8月20日)、『先発考えているから、ちょっと何点取られてもいいから、感覚は先発のつもりで投げてくれ』って(話していた)。幅を広げる。もしかしたら先発で当たるかもしれないしね。いいピッチングするかもしれない。いきなり先発してくれって言ってもできないから、試合で準備させてみようかな」と、シーズン終盤での先発デビューを示唆していた。

▽日本ハム・メネズ(来日初先発で5回無安打無失点で降板)「先発で長いイニングを投げても通用するのが分かった」

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