ロッテ中森俊介投手(20)が、吉井理人新監督(57)の見守る中で実戦マウンドに復帰した。

オリックス戦の6回に2番手としてマウンドへ。宜保に安打を許したものの、1回を制球良く無失点に抑えた。「今年の最後に実戦で投げることができて良かったです」と振り返った。

明石商(兵庫)時代に甲子園で活躍し、21年ドラフト2位で入団。プロ2年目の今季はオープン戦から実戦登板を重ねていたが、肩のコンディション不良もあって、イースタン・リーグ公式戦では4月中旬から8月下旬までは実戦登板がなかった。吉井監督も「初めてです、生中森は。いい投手になる予感があります」と期待を高めた。

今秋は練習中のダッシュで太もも裏を痛め、フェニックスリーグ参加を見合わせていたが、最終クールに宮崎に合流。吉井理人監督(57)は「(今季は)ずっとケガしてリハビリにいたんですけど、ほっとくといつまでも出てこない感じだったので。最後の最後だったんで、出てきて投げろと。1試合投げれて良かったかなと思います」と緊急招集の内幕を明かした。

この日も直球が最速150キロをマークし、吉井監督も「いいボールだと思います。1軍で通用するボールを投げてると思うので、来年ぜひ、メンバー入ってほしいなと思います」と期待。「ゴロと三振をたくさん取れる、理想的な、無敵な投手になってほしいと思います」と未来図を描いていた。【金子真仁】

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