日本ハムの清水優心捕手(26)が30日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季3400万円から500万円の減額提示を受け、2900万円でサインした。

昨季は100試合に出場も、今季は30試合に減少。オリックスでリーグ連覇に貢献した北海道出身の伏見寅威捕手(32)がFAで加入し、競争が激しくなる。「素晴らしい方がFAで来られるし、(今季)若い選手も出ている。競争に勝てるのは1人だけ。その1人になれるように、しっかり準備をしたい」と気を引き締めた。

今オフは12月13日にWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)とWBO世界同級王者ポール・バトラー(34=英国)の4団体王座統一戦を観戦予定。「なかなか立ち会えないこと。ファン目線になって、あきらめない姿勢とかを感じられたら。来季はチームを勝たせられるような、キャッチャーとしての粘りを出していけるようにしたい」。世界最高レベルのバトルからファイティングスピリッツを注入し、まずはチーム内競争に勝ち抜く。(金額は推定)