オリックスが紙一重のところで今季3度目のサヨナラ負けを喫した。連敗するのは、3連敗した7~9日以来。

2-2のまま迎えた9回、4番手のジェイコブ・ワゲスパック投手(29)が先頭に内野安打を許すと、犠打から三盗を決められて1死三塁。最後は中村晃に直球を左翼へ運ばれ、勝敗が決した。

その直前の9回表の攻撃。2死から紅林弘太郎内野手(21)が放った打球は左翼フェンス際へ。一瞬スタンドインかと思われたが、フェンスの最上部に当たりグラウンドへ戻った。二塁打となり、続くマーウィン・ゴンザレス内野手(34)の当たりも痛烈ながら、左翼手に捕球された。

「一番上に当たってね…」と、ベンチから見ていた中嶋聡監督(54)は振り返ったが、結果に言い訳はなかった。「たらればはいっぱいありますけどね。入ってればとか抜けてればとか。向こうの守備ももちろんですし、そこをなんとかこじ開けていかないといけないと思うので」。

紅林自身も「運」のなさに言及しつつ、結果を受け止めた。「あれが入ってれば展開も違ったと思いますし、今日は運がなかったです。(3回のチャンスで好捕された)森さんのセカンドゴロもそうですし。でも、これも野球なので。また切り替えてやるしかないです」。

これで首位ソフトバンクとは1ゲーム差となったが、今カードはまだ残り1試合。アンラッキーはこの試合で全てはき出し、連敗を止める。

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