“村神様”は既に復活しているのか-。22日阪神戦(神宮)で後半戦が始まるヤクルトの4番村上宗隆内野手(23)は21日、神宮外苑で調整を行った。最近5試合で4本塁打、打率3割9分1厘、10打点。練習後、手応えを明確に示した。

「打席の中の入り方など試行錯誤してきた中で、はい、つかみました」と断言。3冠王となった昨季の感覚ではない。「昨年の感覚を求めすぎてもあまり良くない。今の自分の体とボールの見え方、スイング、いろんなことを考えてやってます」と明かした。

本塁打ランキングも巨人岡本和の20本へ4本と迫る2位タイに。前半戦は苦しんだが昨季、日本選手最多記録の56号を放った男は「取れるものは全部取りたい。最終成績が一番大事」と3年連続の本塁打王も諦めてはいない。メジャートップ35本塁打のエンゼルス大谷についても「見てます。すごいとしか言いようがない」と常に刺激の対象だ。

4番の復活で巨人との前半戦最終カードを3連勝。気分も乗っているかと問われ「そのとおりですね」とニヤリ。1つ上の4位巨人との差は4・5ゲームまで縮まり「上との差も見えてきた。後半戦は本当にセ・リーグを盛り上げ優勝目指して頑張りたい」と言い切った。【三須一紀】

▽ヤクルト小川(後半戦の初戦で先発)「新しい気持ちで、巻き返せるような良いスタートを切れるようにしたい。(あと5勝の100勝は今季中に達成したいか問われ)もちろん」

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