“完全試合バッテリー”復活! ロッテ松川虎生捕手(19)が、14日のソフトバンクとのCSファーストステージ第1戦で、佐々木朗希投手(21)と4月6日の日本ハム戦(ZOZOマリン)以来、約6カ月ぶりのコンビを組む。

吉井理人監督(58)は13日、ZOZOマリンでの練習後に発表した。「朗希が気分よく投げられる一番のキャッチャーは松川とわかっているので。将来のある選手なので、良い経験にして欲しい」と明かし、大きな期待を込めて送り出す。

松川はフリー打撃や捕手の送球、ブロッキング練習で汗を流し、「(佐々木朗は)春先よりもフォークの落ち方やスライダーの曲がりが全然違う。しっかり引っ張れるように、リードしたい」と決戦を前に意気込んだ。佐々木朗と松川は昨季、4月10日オリックス戦(ZOZOマリン)で完全試合を達成。だが今季の松川は試合出場での経験値を上げるため、2軍で“修行”を積んだ。その成果を生かす舞台にもなる。

CSは「結果主義」を掲げた。「初めて経験することなので、任された場所で結果を出せるように。短期決戦なので勝つことだけ意識してやっていければと思います」と淡々と話した。ソフトバンクのロッテ戦の通算打率2割5分5厘はリーグトップで、本塁打王と打点王に輝いた近藤や、最多安打の柳田ら強打者がそろう。難敵に対し、松川は「全員すごい打者。攻めるところは攻めて、大胆に行くところは大胆に行きたい」と強気な姿勢を貫く。“完全試合バッテリー”でCSの勢いをつける。【黒須亮】

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