今年の経験を生かし、来年は若きロッテ戦士が躍動する。ロッテ松川虎生捕手(20)は2年連続で開幕1軍で迎えるも、9試合の出場。それでも「ファームでたくさん試合に出ることもできましたし、ピッチャーとのコミュニケーションがたくさん取れたので、そこはすごく僕の中でもいい経験」と前向きに振り返った。

10月14日のCSファーストステージのソフトバンク戦では10代初のスタメンマスクを任され、先発の佐々木朗希投手(22)ら6人の投手を好リード。CS初戦を白星で飾り、チームに勢いをつけた。だが、課題も残った。同18日のCSファイナルステージのオリックス戦の初戦では初回に3点リードしながら中盤以降に逆転を許した。「勝てた試合だったと思うのでそこはすごくキャッチャーとして配球の部分、悔しいところたくさんあった。そこをもっと来年につなげていけるように」と大舞台で培った経験を来年の勝利のために生かす。

昨年は、ヤクルトのベテラン捕手、中村悠平(33)らと自主トレを行った。来年の1月にも合同自主トレを敢行する予定だ。

世界の代表として戦う意欲も十分だ。現在、侍ジャパンとしてチームメートの藤原恭大外野手(23)、横山陸人投手(22)が招集されている。松川自身はまだ1度も代表選出経験は無い。「WBCもそうですけど、侍ジャパンに選ばれたいというのは野球をしていてしてずっとあること」と話したが、「まずはしっかりチームに貢献できるように」とチームの大黒柱となる。

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