阪神大竹耕太郎投手(28)が10日、契約更改後の会見で結婚していたことを公表した。兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4700万円アップの6700万円でサイン。「結婚することにしたので、新しく家庭を持つことにしたので、妻に還元できればと思います」と明かした。「日頃から食事だったり、共働きではありますけど、高め合う気持ちでやっています」と幸せいっぱいの笑顔を見せた。

現役ドラフトで阪神に移籍した今季、先発の一角として12勝2敗と大活躍し、18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一に貢献。プロ6年目での覚醒の裏に、夫人の支えがあった。

雨男として知られるが、この日は「雲1つない感じですか、快晴です」と“心の天気”を表現した。

ソフトバンクでの通算5年間で計10勝。今季はそれを1年で上回る白星を稼いだ。来季は虎2年目。さらなる飛躍へ、夫婦二人三脚で歩んでいく。(金額は推定)

◆大竹耕太郎(おおたけ・こうたろう)1995年(平7)6月29日生まれ、熊本県出身。済々黌では2年夏と3年春に甲子園出場。早大を経て17年育成ドラフト4位でソフトバンクに入団し、1年目の18年に支配下に昇格。同年8月1日西武戦で挙げた初登板勝利は、育成出身の新人では初となった。22年オフの現役ドラフトで阪神に移籍。現状では、阪神で1軍公式戦に登板した唯一の早大出身投手。184センチ、87キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸2000万円。

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