日本ハム2年目の安西叶翔投手(19)が29日、1日からの沖縄・国頭2軍キャンプへ意気込んだ。

昨年は腰痛のため終始、別メニュー。キャンプで全体練習を消化するのは初めてで「去年は1年目で緊張していて、よく覚えていない。ただ、流れは一通り分かったと思うので。その中で自分のやることを、しっかりやりたい」と気を引き締めた。

最速151キロの横手投げ右腕。昨年は腰痛の影響で2軍で登板し始めたのが9月以降だった。公式戦ではわずか3試合の登板にとどまったが、体づくりは順調。筋力を付け、昨季登録の86キロから92キロまで増量した。腰回りが大きくなり「去年は緊張もあって、148キロまでしか出なかった。まず150キロまで戻せたら。アピールして1軍キャンプに呼んでもらえるように」と“下克上”を思い描いた。

目指すイメージは巨人の大勢。「ああいう、サイドでも力強い速い球を投げて三振取れるのは、すごいなと思う。素直にああいうピッチングがしてみたい」。WBC世界一に貢献した右腕を手本に、1軍昇格を狙う。【永野高輔】

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