三塁打キング爆走中だ。日本ハム水野達稀内野手(23)が「日本生命セ・パ交流戦」の広島戦で、12球団ダントツとなる7本目の三塁打を放った。右中間を破った一打は今季42安打目。実に6本に1本が三塁打という驚異的なペースで、51年金田正泰(阪神)のプロ野球記録(18本)を狙える勢い。今季初2カード連続負け越しの一戦でも、存在感は光った。
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水野が新庄監督の期待にしっかり応えた。7回先頭で打席に入ると、1ボールから九里の低めスライダーを捉えた。打球はぐんぐん伸び、右中間を転がる間に、快足を飛ばし三塁へ。「(外野の)間を抜いたからには1つでも先を狙いたいので。その結果かなとは思ってます」。5日は今季初2番も4打数無安打。「特に昨日も悪くはなかったので何も変えていない」と引きずることなく、2日続けての2番起用で持ち味を発揮した。
パワーとスピードを兼備した水野に、同監督は「ねぇ、やっぱ足速いんでね。タイム測ったら五十幡君ぐらい速いんですよ。だから2番って面白いでしょ。長打、打てるし」と言う。今季42安打中7本が三塁打。53試合目での7本は、シーズン143試合換算で18本ペース。プロ野球記録の51年金田正泰(阪神)に並ぶ勢いで、量産している。
今季は下位打線に入ることが多かった水野だが、記録的ハイペースで長打を重ねる選手が打席に入る回数が増えれば、チームも勢いづく。新庄監督からは2番でも「7番のときの気持ちで変えなくていい」と伝えられているが、やはり上位打線で出ることに「見栄えは、いいっすね」と、うれしそうだ。
チームは2カード連続負け越しも、「まだへこむ時期じゃないので。明日からリセットして、毎カード勝ち越せるようにやるだけですね」。小柄だが球も足も飛ばせる2番打者が、7日からのツバメ撃ちへ気持ちを切り替えた。【永野高輔】



