2季ぶりに王座奪還を狙う仙台大が12ー2で東北大に6回コールドで2連勝を飾って、勝ち点1を手にした。主将でプロ注目の4番・平川蓮外野手(4年=札幌国際情報)が、前日に続く右越え本塁打を含む3打数3安打4打点の活躍で打線をけん引した。

貫禄の一振りだった。1回2死二塁で左打席に立った。カウント2-1から東北大・佐藤の内角カットボールを捉え、右翼席へ運んだアーチは、前日の最終打席に続き2打席連続、自身リーグ戦7号となった。勢いは止まらず2打席目は2点適時二塁打、3打席目はピッチャー強襲の内野安打。サイクルヒットへの期待が高まるも、5回無死一塁の場面で迎えた4打席目は、勝負を避けられて申告敬遠。「あんまり意識しないで、1打席1打席全力を出そうと思っていた結果です」と胸を張った。

7月には大学日本代表に選ばれ、日米大学野球選手権に出場して経験を積んだ。だが、右手首のケガにも見舞われた。実戦を控える一方で、瞬発力を鍛えるためのダッシュとウエート、打席を想定した片手でのバッティング練習を欠かさなかった。そのかいあって、「復帰しても調子が悪いとか、ブランクなどはなかったです」。復帰後4戦目のオープン戦では、豪快な本塁打を放って復活をアピール。「固定されたバッティングフォームはない。常にアップデートしている」と研究熱心な主砲は、リーグ戦初戦の2日前にも打撃フォームを改良し、手応えを感じていた。この日視察に訪れた日ハム白井スカウトも「これだけ大型でスイッチ(打者)。バッティング、肩、足も本当に魅力のある選手」とうなずいた。

初節2戦で8打点をマーク。この日は2盗塁で脚力もアピールした。「3冠王に加えて、盗塁王も狙いたいです」。止まらない平川が頂点まで導いていく。【高橋香奈】

○…仙台大の1番・立山創太郎外野手(4年=仙台城南)はリードオフマンとしての役割を全うした。4打数3安打1打点の活躍で「前日は打てなかったので、最初から1本打てて安心しました」。大学で野球人生を終えるが、ラストシーズンに3季ぶりにスタメンをつかんだ。「足には自信がありますし、出塁率を上げたいです。楽しみながら優勝に向かっていけたらベストです」と、完全燃焼へ向けて意気込んだ。