パパはもっと頑張る。

楽天藤井聖投手(29)が19日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万円増の年俸4700万円(金額は推定)でサインした。

2年連続で先発ローテの一角を担った左腕は、10月に第2子となる次男が誕生したことを公表。昇給分はおむつ代にあてることを明かし、来季は信頼される投手になることを誓った。

藤井が優しいパパの顔をのぞかせた。1000万円増の4700万円で更改。野球の話を終え、取材も終盤にさしかかった頃に自ら切り出した。「第2子が生まれまして、先月」と次男が誕生したことを報告。「より一層、家族のためにも頑張らなければならないなっていう思いです」。一家の大黒柱としての決意をにじませた。

昇給分の使い道も子どもファーストだ。「いやもう、子どものおむつに。おむつの消費がえぐいじゃないですか? 消費量、えぐいから、おむつにあてます、第2子の。子どものために使います」と笑顔で言った。

2年連続で先発ローテを担うも、苦しんだシーズンだった。昨季は自己最多の11勝(5敗)、防御率2・93、イニング数は126回をマーク。一方の今季は6勝(7敗)、防御率3・20、イニング数は109回2/3と、やや成績を落とした。「自分の中でもすごく悔しさが残る1年だったので。来季への思いはすごく強いです」と雪辱を誓った。

チームで一番イニングを投げられる選手を目指す。7月16日オリックス戦(京セラドーム大阪)で自己最長の8回を無失点に抑え、殻を破ったが「あともう1イニングいけないところが、甘さだったり、自分の足りないところ。完投できる、完封できるピッチャーになりたい。8回いけたことに甘んじずってところですね」と、さらなる高みを見据える。

来季の目標を「信頼」と記した。「首脳陣の方々からの信頼を得られることが一番ですけど、チームメート、球団の方だったり、ファンの方に信頼してもらえるよう、『藤井なら大丈夫だ』って思ってもらえるようなピッチャーに来年はなります」と力強く宣言。節目の30歳を迎える来季は、ひと味違う姿を見せる。【山田愛斗】

【一覧】楽天の契約更改状況