<ロッテ11-0西武>◇28日◇ZOZOマリン
ロッテは快勝で西武に2連勝した。先発の田中晴也投手(21)が6回5安打5奪三振無失点と好投し、試合を作った。5回には死球や味方失策もあり走者をため2死満塁のピンチを背負うも、西武西川を遊ゴロに打ち取った。堂々の今季初マウンドで最後までホームを踏ませなかった。
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チーム力が勝利への鍵だ。ロッテ田中はマウンドに上がり、投球練習を終えると静かに帽子を取り、つばに目を落とした。そこには「同心戮力(どうしんりくりょく)」と記されている。「心を1つにして力をあわせて協力すること」という意味だ。田中は「チームスポーツなので、全員で協力して勝てればいいなと思って書いています」と語った。
まさに、そんなシーンがあった。2点リードの5回2死一、二塁。三ゴロかと思われたが、寺地の二塁送球がそれ、満塁のピンチを招く。それでも、慌ててはいなかった。「寺地も慣れないポジションで頑張っていますし、逆にここで助けてあげることしか考えていなかったです」。後続を遊ゴロに抑え、ベンチに下がるときには励ますように寺地の背中をぽんとたたいた。
田中は「個人スポーツではないので、とにかくチームで協力して。マウンドは1人ですけど、チームで戦っているので。そこを忘れないでやろう、という思いがあります」。言葉通り、最後まで「同心戮力」を胸に投げ続けた。



