ボクシングの日本ウエルター級王座戦が16日に東京・後楽園ホールであり、同級1位矢田良太(28=グリーンツダ)が新王者になった。

 同級王者有川稔男(33=川島)のV3戦で、8回に左フックでダウンを奪い、レフェリーストップでTKO勝ちした。大泣きの矢田は「目立ててよかった。まだ続けられる」。鹿児島・樟南ではDeNA大和の2年後輩。投手もケガで挫折し、脱サラしてボクサーになった。負ければ夫人の実家の農園を継げと言われていたが生き延びた。