ボクシング前WBA世界スーパーバンタム級王者で同フェザー級10位の久保隼(29=真正)が15日、26日に中国・撫州市でWBAフェザー級王者徐燦(シュ・チャン、25=中国)に挑戦するのを前に、神戸市の所属ジムで公開練習を行った。

2階級制覇を目指す久保は、今のコンディションについて「いい状態」と言い、昨年10月にスパーリングで負傷した右目の状態も「いつもと変わらない」ときっぱり。王者については「気持ちが強い選手だが、ボクシングでも気持ちでも負けない」と自信をのぞかせた。

山下正人会長は「これまでで一番いい仕上がり。総合的にレベルアップした」と太鼓判。目の状態を考慮し、これまで70ラウンドのスパーリングを消化しただけだが「ちょっと少ないけど内容は満足」と語った。練習では合計10ラウンドのミット打ちなどを披露。山下会長の「思いっきり打て ! 」のゲキに久保は鋭いパンチを放っていた。