大関高安は前日8日目に痛めた左肘にサポーターを巻いて臨んだが、正代に逆転負けした。得意の左差しや突き放しの立ち合いではなく、右を差しにいったが不完全。土俵際まで押し込んだが突き落とされ、支度部屋では無言を貫いた。

玉鷲戦で負傷した左肘について朝稽古後は「大丈夫。休むなんて考えていない」と話していた。兄弟子の荒磯親方(元横綱稀勢の里)は取組後「(左は)使えていないわけではない」と、2敗に後退も復調を期待した。