西序ノ口8枚目の森麗(38=大嶽)が今場所初勝利を挙げた。168センチの森麗に対し、22センチも高い190センチの本多(15=錣山)との対戦。立ち合いから圧力をかけながら前へ前へと出て、押し出しで会心の勝利を収めた。

初日から3連敗していたが、白星をつかんだ。「バランスが崩れなければ勝機はあるかなと思った。(今場所の)2番目は立ち合いが良くなかったが、それ以外は前へと出ていけている。親方からもいいと言われていたので」と振り返った。

今場所から“相棒”と別れを告げた。長年、ヒザ痛に苦しみ、サポーターは必需品だったが、4月からやめた。「ヒザの曲がりも違うので。稽古場から慣れないとと思って。土俵でのケガは怖いですが…」と恐怖心ものみ込んで、土俵に立ち続けている。

序ノ口デビューから38場所連続負け越しと昭和以降の最長記録を持つ。デビュー以来、113連敗で逆に全国的な人気を誇った競走馬のハルウララにあやかって森麗(もりうらら)に09年九州場所前に改名。同場所で初めて勝ち越し、注目を浴びた。

現在は自己ワーストの39場所連続負け越し中。「一番一番いい相撲を取りたい。勝ちを意識すると緊張しいなので…」と静かに笑った。