AKB48グループの楽曲総選挙は最終日の最終公演を迎え、AKB48チーム8の代表曲「47の素敵な街へ」が悲願の1位を獲得した。

14年に結成されたチームにとって、初めてのオリジナル曲。フルコーラスだとメンバーがそれぞれ代表の都道府県をコールする場面があることから、全国にメンバーがいるチームを象徴する楽曲として愛されてきた。過去3年は3、2、2位と、あと1歩のところで悔し涙を流し続けてきたが、ファンもフルで歌える3位以内を目指して毎年、熱心に投票していた。

ステージに登場した服部有菜(17=岐阜)や佐藤栞(20=新潟)ら、多くのメンバーたちが目に涙をためていた。吉田華恋(16=福岡)は、泣きそうになるのを変顔でごまかした。都道府県名をコールする場面では、メンバーとともにファンも大合唱で後押し。感動の大団円を迎えた。

歌い終わると、センターの中野郁海(18=鳥取)は「4年連続ベスト3だったので、今回満を持してというか、1位いただいてうれしいです」と笑顔で感謝。小栗有以(17=東京)は「やっと1位取れましたー。本当にうれしいです。今回、都合で出られなかった新人メンバーの子もいるけど、1位だったということを伝えたい」と語った。悲願を成し遂げた後輩たちの姿に、48グループ総監督の横山由依(26)も「いつも悔しい姿を見てきたので、うれしいです」ともらい泣きしていた。

2位はHKT48田中美久(17)がセンターの「ロマンティック病」、3位は、SKE48松井珠理奈(21)がセンターの「センチメンタルトレイン」がだった。