日曜日のヒーロー&ヒロイン

新木優子 ラブコメ連ドラ初主演「見る人の味方に」

女優新木優子(25)が、17日スタートのフジテレビ系連続ドラマ「モトカレマニア」(木曜午後10時、初回15分拡大)で地上波ゴールデン帯の連ドラに初主演する。元彼氏との思い出にひたる日常から、再会を描くラブコメディー。オンエア直前のスタジオに、その素顔をのぞきに行ってきた。

OL風? ドラマ「モトカレマニア」でヒロインを演じる新木優子(撮影・酒井清司)
OL風? ドラマ「モトカレマニア」でヒロインを演じる新木優子(撮影・酒井清司)

★イメチェン

白い肌に黒い髪。黙っていれば吸い込まれそうな大きなひとみで、新木は陽気に笑った。演じる難波ユリカは、初めて付き合った彼氏との思い出に生きる女性。そして再会する。

「少女漫画やラブコメディーが大好きなんです。ゴールデンタイムの連ドラ主演は初めてなので、すごく緊張感もありましたが、やっていくうちに安心感が出てきました。表情がコロコロと変わる魅力的な役。気張らずに、みんなで頑張って、面白い作品にできればいいなと思っています」

今までは、美人でひたむきなヒロインを演じることが多かった。今回は「元彼命」の特攻服や、胸まであるゴム長靴を履いて鉢巻きをしめた漁師スタイルまで披露する。

「今までと違った印象の役を演じられるのが、うれしいですね。この役を演じることで、『こんな役もできるんだ』『こんな印象もあるんだ』と思ってもらえれば。楽しみながら演じています」

元彼に引きずられるヒロイン。一見、ネガティブに思える設定だが、明るくカラリと描いている。

「私も引きずる部分が多々あって。人に対してだけじゃなく、役だったり、共演者だったりスタッフだったり。『引きずる』というワードを誰もがマイナスのイメージでとらえると思うんですが『マニア』という言葉に変換して、ポジティブに人生を豊かにしている。そういう部分は、すごく共感しますね」

ダブル主演するのは実力派イケメンの高良健吾(31)。抜群にかわいい元彼女と再会しながら、どこか天然の元彼、マコチこと斉藤真を演じている。

「初共演なんですがダブル主演ということで、二人三脚でやっていければいいなと思います。高良さんには天然のイメージがなかったんですが、すごく自然体でマコチそのものという感じですね。カラッと元気で、すごく納得のできるマコチなんです。あとは地元の熊本に対する愛がすごく熱い方なんです。撮影の合間に、熊本のいいところをたくさん教えてもらっちゃいました(笑い)」

高良は、初の連ドラ主演の新木に対して、アドバイスをしてくれたという。

「『僕も主演だけど、今回はユリカあっての作品だから、もっと欲しがっていい。もっとガツガツやっていいよ』と言ってもらいました。最初の頃は過去の恋人時代の回想シーンばかりでしたが、最近は“生身のマコチ”とのお芝居が増えてきました(笑い)。私自身も役をつかんで、新たな関係性みたいなものができてきました」

親友のネイリストで“いい女”の人妻、周防ひろ美を演じるのはお笑いコンビ、ガンバレルーヤのよしこ(28)。

「すごくガッツがあって、タフで一生懸命。でも彼女がいると、すごく場が和む。私にとって心強い存在ですね。お芝居に対しても、すごくひたむきで『いいと思うのを言って』って、5パターンくらい演じて見せてくる。監督からアドバイスを受けると、それをすぐに反映して絶妙な間合いとか、声のトーンを作り上げてくる。すごい巧みな方なんだなと思います」

よしこと言えば、小雪、多部未華子といった女優の微妙なものまねが大うけだ。

「まだ、やられてません。『やめてよ!』とは、言ってるんですけど、やってくれちゃいそうな感じはしています(笑い)」

★女子の味方

小学生の時、東京・原宿でスカウトされて芸能界入り。08年に映画「錨を投げろ」で女優デビュー。14年にはファッション誌「non-no」の専属モデルになった。

「女優とモデル、どこかでつながっている。全部が重なっているわけではないけど、モデルの仕事をやらせていただいてカメラの映り方みたいにものを勉強できた。そういうものが映像の仕事に生きています」

どちらもプロとして人の前、カメラの前に立つ。

「それでも緊張の仕方が全然違う。(モデルとして)ランウエーを歩く前はすごく緊張するんですけど、それよりもドラマの時に『本番!』って言われる時の緊張の方が大きい。リラックスしようと思うけど、『本番!』という言葉は特別なんです。逆にランウエーはステージに出てしまえば、お客さんも味方になってくれる。ステージに出ると緊張が和らいで、うれしさというか楽しさが勝っていく気がします。応援してくれる人の声が、私の力になってくれるんです」

連続ドラマの仕事は4カ月近く同じ現場、同じ共演者、同じスタッフと向き合う。

「4カ月近く、1つの役に向き合う中で、間にモデルの仕事が入ることによって気持ちが切り替わる。それが自分のリフレッシュになっています。お仕事の幅が広がることは、すごくうれしいですね」

美男美女のラブコメディー。木曜午後10時という大人の時間帯だ。

「木曜の夜は平日があと1日、金曜日が残っている。緊張感がある人もいるだろうし、疲れが残っている人もいる。私自身の経験から、ラブコメディーというのは、すごく女子の味方でいてくれる。元恋人にこだわり続ける、一見するとネガティブに思えるようなことでも、ドラマの中では肯定して描いてくれる。いろいろなキャラクターに自分を重ねたり、共感したりして楽しんでほしい。見る人の味方になるような作品に、なってくれれば」

この秋の木曜の夜は、新木優子の味方になってドラマを楽しもう。【小谷野俊哉】

▼新木の親友役のガンバレルーヤよしこ(28)

ゆうちゃん(新木)は美人さんでクールな人なのかなと思っていたのですが、会ってお話しさせていただくと、すごくピュアな人で、人によって態度を変えず誰にでも同じ対応だし、私が緊張していると、カメラが止まった時に「さぁ今私は何が食べたいでしょう?」と、どうでもいい問題を出して笑わせてくれます。こまやかな気配りをされるすてきな面白い方です。ゆうちゃんがインスタグラムに私とのツーショットを載せて話題になった時に「私の顔モノマネしないでよー」って何回も言ってきたので、たぶんフリだと思うのでさせてもらおうと思っています。

◆新木優子(あらき・ゆうこ)

1993年(平5)12月15日、東京都生まれ。08年主演映画「錨を投げろ」で女優デビュー。15年映画「風のたより」、16年映画「インターン!」、16年フジテレビ系ドラマ「ラブラブエイリアン」などに主演。17年フジ系「コード・ブルー3rd season」、18年同「SUITS/スーツ」、19年同「トレース」など数々のドラマで活躍。14年から「non-no」専属モデル。16年「ゼクシィ」8代目CMガール。165センチ。血液型A。

◆フジテレビ系「モトカレマニア」

瀧波ユカリ氏の同名コミックが原作。難波ユリカ(新木)は初めの恋人のマコチこと斉藤真(高良)が素晴らしく、次も、その次もクズという失敗で、過去の恋の時間に浸ることを選ぶ。再就職した不動産会社でマコチと再会する。

(2019年10月13日本紙掲載)

 
 

おすすめ情報PR

芸能ニュースランキング