演歌歌手市川由紀乃(41)が21日、東京・新宿区の豊多摩幼稚園で、園児10人に流しそうめんをプレゼントした。

 デビュー25周年の記念イベントとして、園庭に25メートルのそうめん台を設置。園児たちに夏の風物詩をたっぷりと振る舞った。

 これまで、流しそうめんの受ける側は経験しているが、流す側は初めて。終了後には「楽しかった」と振り返り、園児たちに「大人になってからも、今日のことを思い出してもらえたらうれしい」と呼び掛けた。

 節目の年を迎えていることには「歌うという、好きなことができて幸せ」とファンに感謝をし、「新たなスタートラインに立ったつもりで頑張ります」と気を引き締めた。

 これまでで最もつらかったことは、体調を崩して02年4月から4年半、一時的に歌手活動を休止したこと。「復帰して最初の仕事がレコード店のキャンペーン。皆さんに温かく迎えてもらったことは忘れられない」という。

 昨年のNHK紅白歌合戦に初出場。女性演歌歌手では、03年の水森かおり以来、13年ぶりだった。今年に入ると、それまでは縁がなかったテレビのバラエティーやトーク番組から声がかかるなど仕事の幅が広がった。「『初めまして』とあいさつをする人が増えました」と“紅白効果”を実感している。さらなる飛躍に向けて、2年連続の紅白出場に「プレッシャーもあるが乗り越えたい。年末には『今年が1番だった』と言える1年にしたい」と決意を口にした。

 仕事だけでなく、プライベートの充実も目指す。「40代のうちに結婚したい。食べ物の趣味があったり、笑いのツボが同じ男性がいいです」と笑顔でアピールした。