笑福亭仁鶴(80)の弟子、笑福亭仁勇(しょうふくてい・にゆう=本名・山沢健二)さんが、脳出血のため、16日に亡くなっていたことが17日、分かった。59歳だった。所属する上方落語協会が発表した。

 同協会は「最近まで舞台にも出ていた。数日前、急に倒れられたようです」と言い、衝撃を隠せなかった。

 仁勇さんは大阪市生まれ。77年、仁鶴のもとへ弟子入りし、本業の落語のほか、コントも手がけるなど、多彩な才能を発揮。夫人を10年に亡くしたが、以降も、本拠地の天満天神繁昌亭など舞台を中心に活躍してきた。

 通夜は18日午後7時から、告別式は19日午前10時30分から、ともに大阪府大阪市淀川区野中北1丁目1の77「新大阪典礼会館」で行われる。喪主は故人の長女、山沢彩野(やまざわ・あやの)さん。