俳優の高嶋政伸(51)が、人気を博したドラマ「HOTEL」(TBS系)での謝罪の演技にまつわる苦労を明かした。

 高嶋は26日放送のNHK「ごごナマ」に出演。90年から放送された「HOTEL」シリーズでホテルマン役を演じ、何かと失敗を起こしては「申し訳ございません!」と謝罪する演技が話題になったが、その演技を繰り返すことで、体は悲鳴をあげていたという。

 「あれって横から見てもらうとよくわかるんですけど、『申し訳ございません』って普通にすると遅いんですよ、スピードが。『申し訳ございませんっ!』って、こういうふうにやらないと」と、頭を下げる仕草を実演。「これを1日に、テストを入れると30回くらいやるんですね。2クールとかやってたので、ということは毎日30回をずーっと半年間やるんですよ。すると必ず“ギックリ首”になっちゃうんですよ。だから必ず撮影の最中にコルセットを巻いて、注射を打ってやるっていうのがパターンで……」と撮影中の苦労を振り返った。

 体に大きな負担が掛かりながらも「やっぱり、ビタッって、こういうふうにならないと。ダラダラダラってなると良くないので」と謝罪の演技にこだわりも。頭を下げる角度については「90度。それより下ならもっといい。上はナシですね」と語った。