鈴木亮平主演のNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)18日放送の第11話の平均視聴率が14・6%(関東地区)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週視聴率は14・4%だった。最高は、第5話の15・5%。

 主演の鈴木亮平(33)が「大河を背負う覚悟をしっかり持ち、西郷さんに負けないように西郷隆盛という大きな男に相撲を挑む覚悟」と語った作品。脚本の中園みほ氏は「原作に師弟愛、男女の愛、ボーイズラブまでラブストーリーがちりばめられています」と、大河史上初のボーイズラブを描く可能性を示している。

 第11話は、篤姫(北川景子)を将軍家に嫁がせ、一橋慶喜(松田翔太)を将軍に擁立しようとする斉彬(渡辺謙)と、徳川慶福を推す彦根藩主・井伊直弼(佐野史郎)は対立を深めていた。薩摩では大久保正助(瑛太)が、宝島事件を調べる島津久光(青木崇高)と知り合う。そんなとき斉彬の世継ぎである虎寿丸が亡くなり、さらに斉彬まで病に倒れ毒を盛られていることがわかる。吉之助(鈴木亮平)は、由羅(小柳ルミ子)と斉興(鹿賀丈史)を疑い屋敷に出向くが、それを知った斉彬に叱責される、という内容だった。