俳優沢村一樹(51)主演のフジテレビ系連続ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査」(月曜午後9時)の16日放送の第2話の視聴率が、9・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と17日、分かった。前週より1・0ポイントのダウンとなった。

 初回の視聴率は10・6%だった。

 「絶対零度~未然犯罪潜入捜査」は「未来の犯罪を予測して捜査する」がテーマ。主演の沢村は未然に防ぎたかったエピソードとして「本名が野村耕蔵。そのなめ絵をつけられるのを防げたらよかった。小学校時代、クラス替えで自己紹介するのが恥ずかしかった。今はちょうどいいけど」と笑っている。

 公安外事第二課のエリート刑事だった井沢範人(沢村)は、ある事件がきっかけで総務部資料課分室への異動を命じられる。資料課分室のメンバーは、警察内のトラブルメーカーばかりだ。だが、この資料課分室には重要プロジェクトが託されていた。日本のあらゆるデータを解析、過去15年分の犯罪記録と照らし合わせることによって、AIがこれから起こる重大犯罪、主に殺人を犯す可能性が高い危険人物を割り出す未然犯罪捜査システム、通称『ミハン』システムの実用化プロジェクトだった。

 第2話では黒谷友香(42)がミハンチームに割り出された危険人物・藤井早紀を演じた。早紀は、有名創作料理店の総料理長を務めながら、子供たちに食事を提供する「こども食堂」の運営に取り組んでいた。だが、植物から抽出した毒物を海外から仕入れ、すでに遺言状を作成して死を覚悟している可能性があった。さらに、早紀は世間を震撼(しんかん)させた少年犯罪「関東女子高生連続殺人事件」について調べていた。そして、その犯人はすでに刑期を終えて少年刑務所を出所していた。