タレントうつみ宮土理(75)が16日、東京・キンケロ・シアターで、パーソナリティーを務めるニッポン放送「うつみ宮土理のおしゃべりしましょ」(月~金曜午前10時35分)の特番(31日午後5時放送)の公開収録イベントを行った。同番組の公開収録イベントは初めてという。

うつみは今年1年を振り返り「ぼーっとしていました。でもこの番組が楽しくて、リスナーの方との交流が心の弾みになっていました」と紹介した。来年の目標には「このシアターで4回、公演します。シャンソンの日、美空ひばりさんのメドレーの日とか、いろんなジャンルの歌を年4回に分けてやるのが目標。あとニッポン放送の収録を海外でやりたい。台湾でやりたい。でもスポンサーが見つかっていない」と笑った。

15年4月に夫愛川欽也さん(享年80)を亡くした。今回の特番の収録を同シアターでやることに「キンキンが喜んでいると思います」。座り心地のいい、新しい椅子にしたと紹介すると「キンキンが『ファーストクラスにしないといけない。これからは高齢化社会なので』と言っていたので。このシアターは私の財産の1つ」とした。

また、夫を亡くして3年たった心境も紹介。「やっと落ち着きました。亡くなって1年間は何も覚えていません。あまりにショックで。1年ぐらいたってからこの番組が始まってから楽しみになって。今は大変、楽しく、いきいきと元気に暮らしています」。今回の収録も「キンキンはいつも見てくれている気がするので喜んでくれていると思います。いつも見守ってくれているなという感じがします」と語った。

うつみは、故テレサ・テンさんからもらったという白のドレスで参加。お笑いコンビ、ナイツの塙宣之(40)土屋伸之(40)、演歌歌手三丘翔太(25)がゲストで出演した。ゲストに囲まれ、同シアターで収録できることにうつみは「最高にうれしいです」と笑顔。塙は「僕の願いがかなった。うつみ宮土理さんを追いかけて芸能界に入ったら、間違えて内海桂子の弟子になっていたので」と周囲を笑わせた。