女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の16日に放送された第88話の平均視聴率が21・3%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフプロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、萬平(長谷川博己)が勤める信用組合が、梅田銀行からこれまで受けていた総額2億円の融資の全額返済を求められた。町工場への融資を止めなくてはならない状況となり、萬平は担保にしていた住む家の土地などが差し押さえられるかもしれないことを福子(安藤サクラ)に話した。そんな時、信用組合では預金を全額引き出したい客でごった返す騒ぎが起きた、という内容だった。