山崎賢人(24)が19日、都内で、主演映画「キングダム」(佐藤信介監督)の公開初日舞台あいさつを行った。

紀元前の中国・春秋戦国時代を舞台に、大将軍になる夢を抱く戦災孤児の少年・信(山崎)と、中華統一を目指す若き王(吉沢亮)の物語を壮大なスケールで描く。

山崎は「撮影中は『信』を生きることに集中して全力でやりました。今日は『良かった』という声を聞くことができて安心した。うれしい」と笑顔であいさつ。客席のファンにも「皆さんも『信』と同じように熱い心を持って一緒に生きてほしい」と呼び掛けた。

ステージ上では、自身の夢を「天下の大将軍」と書いて発表。役柄と同じ言葉にした理由を「『信』をやることができて幸せでした。このまま『信』をやり続けたい」と説明し、「俳優としても、もっと高みに行きたいから」と力強く訴えた。

吉沢の夢は「中華の唯一王」で、理由は山崎と「まったく一緒」だと苦笑いだった。

長沢まさみ(31)の夢は「絶大なる信頼」で、橋本環奈(20)と本郷奏多(20)と大沢たかお(51)の3人は偶然にも「続編」だった。原作の大ファンでもある橋本は「原作はまだまだ先があるから」と期待を込めた。

佐藤監督は「中国でも日本でもアメリカでも作れない作品を作りたかった。原作を好きな人にも、原作を知らない人にも見てほしい」とアピールした。

作品は原泰久氏の原作で、単行本54巻の累計発行部数4000万の大ヒット漫画の初実写化。

配給の東宝では最終的な興行収入を40億円を突破すると予測している。