日本人妻との結婚をわずか4日間で無効とする申請手続きをした米俳優ニコラス・ケイジ(55)に対し、妻側が19日、配偶者扶養費を求める書類を裁判所に提出したと米ピープル誌電子版などが報じている。

同サイトによると、ケイジは今年3月、1年間交際した日本人女性エリカ・コイケ(34)とラスベガスで結婚。しかし、わずか4日後には結婚を無効とする申請を行った。

無効の理由としては、「酒に酔った上での衝動的な行動で、覚えていない上、結婚は詐欺によるものだった」と主張。また、コイケに犯罪歴があることや、人間関係などのすべての状況を把握していなかったとしている。

しかし、コイケはケイジには無効を訴える資格がないと主張。その証拠に、ケイジ側が無効申請した12日後には、「きちんとした方法で関係をやり直したい」と頼んできたことから、関係は正当なものだったとしている。

コイケは結局のところ、2人は結婚には向いておらず、離婚すべきであるとして、扶養費の支払いを求めているという。メークアップ・アーティストのコイケは、ケイジと交際中に仕事のチャンスも失い、名誉を傷つけられたと主張。法律費用の支払いも求めている。

ケイジはこれまでに3度離婚しており、韓国系の前妻アリス・キムとの間に13歳の息子がいる。(ニューヨーク=鹿目直子)