女優財前直見(53)が20日、都内で講演会「あなたと作る ありがとうファイル~これからの人生のために~」を行った。

終活ライフケアプランナーの資格を持つ財前は、先月18日に著書「自分で作る ありがとうファイル」(光文社)を出版。「貯金、借金、暗証番号、将来の計画などをファイルにしておけば、万一の時にも備えられるし、楽しく生きていける」と話した。

親が亡くなった時に、遺品のうちから何を残しておけばいいかという質問には「自分にとって必要なものだけ残しておけばいいです。嫌だったらケータイで撮影しておけばいい。洋服っていうのは一番残るけど、捨てるんじゃなく、フィリピンとかに持って行ってくれる『生前整理』をしてくれる業者さんに頼るのもいい」とアドバイスした。

今回が初めての講演という財前は、12年に離婚。現在は故郷の大分で両親と中学1年になる長男と暮らしている。この日も大分から上京してきたが「私にとっては日常のこと。大分にいる時はママであり主婦、東京にいるときは女優よ! という感じ」と笑った。

今年10月から始まるNHK連続テレビ小説「スカーレット」にレギュラー出演。既に、大阪のNHKで撮影が始まっている。「(超高画質の)8K対応ですからね、女優としては恐ろしい。何でも見えてしまう。シワだのシミだのいろんなものが見えてしまうので修正して欲しいですね」と話した。

今月17日に公開された大分、豊後関前藩を舞台にした時代劇映画「居眠り磐音」(元木克英監督)に主役の松坂桃李(30)の母親役で友情出演している。「元木監督からLINEで『出てくれ』と直接オファーをいただきました。豊後の話なので協力したいと思いました。大分弁の指導もしました。普段、家では大分弁、『スカーレット』では滋賀弁。二重、三重生活は、おいしいとこ取り。大分では朝ウグイスの声を聞いて幸せ、東京では好きな仕事をやれる幸せを感じている」と笑顔を見せた。