NHKは14日、都内の同局で、大みそかの「第70回NHK紅白歌合戦」(午後7時15分開始)の出場者発表会見を行った。会見には初出場の歌手が招かれるなどしてあいさつ。日向坂46は紅組から初出場を決めた。乃木坂46、欅坂46も昨年に引き続き出場が決まり、「坂道シリーズ」の3グループがそろい踏みを果たす。

この日、会見に出席した日向坂46のキャプテン、佐々木久美(23)は「乃木坂さんと欅坂さんに続いて、坂道グループの先輩方と一緒に紅白歌合戦に出させていただくなんて、すごく光栄です」と喜んだ。その上で「結成から3年がたつんですが、今年デビューしたばかりなので、フレッシュなところをお見せしたいと思います」と意気込んだ。

坂道シリーズは11年8月、AKB48の公式ライバルグループとして乃木坂46が結成されスタートした。高いルックスと清楚(せいそ)で控えめな魅力で人気を獲得し、15年に紅白初出場を果たした。「坂道」第2弾として15年8月に結成された欅坂46は、16年4月のデビューシングル「サイレントマジョリティー」がスマッシュヒット。センター平手友梨奈を中心にしたクールでメッセージ性の高いパフォーマンスで、独自の存在感を発揮していった。

16年5月「けやき坂46(ひらがなけやき)」として結成した日向坂46は、当初は欅坂46の2軍的存在だった。だが、ライブハウスZeppをまわる全国ツアーで経験を積み、見る者を幸せにするグループカラー「ハッピーオーラ」を武器に地道に人気を獲得していった。今年2月に改名し、3月にシングル「キュン」でデビュー。バラエティーで見せるがむしゃらや、笑顔はじけるライブパフォーマンスでファンを魅了し、紅白初出場をつかんだ。