NHKは27日、都内で、大みそかの「第70回NHK紅白歌合戦」(午後7時15分開始)の曲順や見どころを発表した。白組の嵐が大トリを務め、紅組はMISIA(41)がトリを務める。関係者は、米津玄師(28)が作詞作曲したNHK2020ソング「カイト」を嵐が企画コーナーで歌唱する際、何らかのコラボレーションをする可能性があると明かした。

   ◇   ◇   ◇

米津が紅白に出演する可能性が出てきた。

関係者によると、嵐の大トリ歌唱とは別に、企画コーナーで「カイト」を歌唱する際にコラボができないか検討中という。

NHKは18日に同曲を紅白で初披露すると発表。同曲は東京2020オリンピック・パラリンピックが開催される来年、さらに未来に向けて、アスリートやこれからの時代を担っていく若い世代を応援する楽曲。同関係者は、歌唱の場所は東京・新国立競技場を中心に、五輪や曲、嵐にふさわしい場所を検討していると明かした。また、歌唱の場所によっては収録の可能性もあるとした。さらに米津が激励に駆けつけ、トークを展開するか、もしくは一緒に歌うなどの可能性を探っているという。一方、この日、NHKの紅白を担当する制作統括の加藤英明氏は、他の企画を含めて、演出についての詳細は明かさなかった。

米津は今年の紅白のトップバッターを務めるユニットFoorinをプロデュースし、歌唱曲「パプリカ」も作詞作曲。初出場の菅田将暉(26)の「まちがいさがし」も作詞作曲した。この日、NHKは米津の出演に「期待値の高いアーティストの1人。最後まであきらめない」と明言。米津関連のアーティストの出場が多いことから、報道陣から「米津が出てこそ盛り上がるのでは」と問われると「思いは同じ。最後まであきらめずに可能性を探っていきたい」と語った。連続テレビ小説「なつぞら」の主題歌を担当したスピッツのサプライズ出場の可能性とともに「2組については可能性はあると思っていただいていいと思いますが…」と手応えを感じさせた。