俳優長谷川博己主演のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜午後8時)の第2回が26日に放送され、関東地区の平均視聴率が17・9%(関西地区17・4%)だったことが27日、ビデオリサーチの調べで分かった。19日に放送された初回は19・1%(関西地区19・3%)と高視聴率を記録していた。第2回はこれを1・2ポイント下回ったものの好調をキープした形だ。

第2回の放送では、織田信秀(高橋克典)と斎藤道三(本木雅弘)の戦が描かれ、道三の巧みな戦略が勝利をもたらした内容だった。また、道三が娘婿の土岐頼純(矢野聖人)を毒殺するなど見どころが多かった。前回に続くハイレベルな数字は、大河ファン、時代劇ファンを満足させる出来栄えだったことがうかがわれる。

前作「いだてん」では、時代が行ったり来たりするなど、分かりにくいとの声が多く、視聴率が低迷した。大河ファンが離れてしまったのでは、と心配されたが、「麒麟がくる」は、明智光秀を主人公に、人気の戦国時代を描き、言葉も現代の標準語に近く、分かりやすくなっている。今後も評価が高まり、視聴率の上昇が期待される。