覚せい剤取締法違反などの疑いで逮捕された槇原敬之容疑者(50)とかつてパートナーの関係にあった所属事務所元社長の男性A氏(43)が16日、日刊スポーツの取材に応じ、胸中を明かした。A氏は、槇原容疑者が薬物を所持していたとされる自宅マンションでかつて同居生活を送っていた。自身が18年3月、覚せい剤取締法違反などの疑いで逮捕され、捜索を受けた後、槇原容疑者の関与をほのめかしていた。

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今回の槇原容疑者の逮捕につながったとされる、A氏の「証言」をめぐるやりとりの詳細も分かった。複数の関係者の話を総合すると、A氏が18年3月に逮捕された際、警視庁が関係先として2人が同居していた東京都港区のマンションを家宅捜索したが、パイプと危険ドラッグ「ラッシュ」約10個が、槇原容疑者が音楽制作などで使う仕事部屋の作業台の上で発見されたという。

A氏はその後の取り調べなどで、それらのパイプやラッシュの写真を見せられた時に、「自分のものではない」と答えていたという。さらにラッシュが入っていた瓶から、槇原容疑者の指紋が検出された事実を踏まえて「これは槇原のものか」と尋ねられた際、「それならば、槇原のものだと思います」と話していたという。