女優桑江咲菜(27)がミュージカル「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」(3月6~15日、東京・天王洲銀河劇場、同20~29日、神戸・アイア2・5シアター)で、初のミュージカルに挑戦する。

12歳で芸能界デビューしてキャリア15年。「歌も踊りも大好きで、ずっとミュージカルに出たいと思っていました。夢がかないました」と笑顔を見せている。人気ゲームシリーズのスマホ向けRPゲーム「FFBE」の壮大な世界をミュージカル化。演じるのは、見た目は少女だが700歳を越える、魔法を使う魔道士サクラ。「アプリをダウンロードして、ゲームを楽しみながら役作りをしました。でも、700歳も生きていないから難しいですね」と笑う。「ミュージカルは歌って、踊りながら、演技もしっかりしなくちゃならない。すごく大変だけど、楽しいです。自分の身長より長い武器の鎌を使って、戦ったり、歌ったり、踊ります」と話している。

ゴールデンウイークには「ビースターズ ザ ステージ」(4月30~5月4日、東京・日経ホール、同8~10日、大阪・松下IMPホール)でヒロインのハルを演じる。「週刊少年チャンピオン」に連載中で、フジテレビ系でアニメ化された人気コミックの舞台化だ。

「動物の高校の3年生で、すごく若返ります(笑い)。私は草食動物のウサギで、肉食動物ハイロオオオカミの主人公レゴシと恋に落ちます。だけど、相手の思いが食欲なのか恋なのか分からなくて。ラブシーンなのか、食べられちゃうのかハラハラしちゃいますね」と笑顔を見せる。「動物の話だけど、すごく人間っぽい純粋な青春の成長ドラマです」と話している。

12歳で芸能界入り。「もう、人生の半分以上ですね」と振り返る。女優という仕事を「面白いです。自分じゃない、自分を演じることができますから。でも、よく自分を見失うことがあるんです。役のことをずっと考えていると、なんか変な行動をしていたり、せりふを結構な大声で言ってたりとか(笑い)。街中で平気でせりふを言ったり、歌を歌ったりしてるんで、結構怪しいですね」と笑っている。

◆桑江咲菜(くわえ・さきな)1992年(平4)5月6日、千葉県生まれ。05年3月芸能界デビュー。07年テレビ朝日系「獣撃戦隊撃レンジャー」。14~16年テレビ東京系「牙狼」。趣味は縫いぐるみ集め、器械体操、ダンス、アクション。特技はキャラ弁作り、和太鼓。143センチ、36キロ。血液型O。