NHK定例放送総局長会見が25日、都内で行われ、木田幸紀放送総局長が、東京オリンピック(五輪)延期を受け、「放送サービス計画の見直しに着手することになるとし、IOCの議論の行方を注視しながら引き続き最高水準の放送サービス提供の準備を進める」と語った。具体的には「これから」という。

一方、NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーターを嵐が務めており、五輪に向けた特集番組「2020スタジアム」のメインパーソナリティーも担当している。競技の魅力や感動を伝える番組で、この日も会見後の午後7時30分から放送が予定されている。また、嵐は12月31日をもって活動を休止することを発表している。

NHKのオリンピック・パラリンピック実施本部の幹部は「スペシャルナビゲーターをお願いしていますが、現時点では変更を考えていない。来年は現時点では何も決まっていない」とした。「2020スタジアム」は「72分間の予定だったが、こんな状況なので43分にする。(延期になったことで)アスリートの思いを加えて生放送で伝える」と説明した。