テレビ朝日の定例社長会見が29日、東京・六本木の同局で行われ、早河洋会長(76)が出席した。

27日に都内の自宅で亡くなった女優竹内結子さん(享年40)は同局連続ドラマ「スタイル!」(00年)、ドラマスペシャル「松本清張 黒い福音」(14年)などに出演。早河会長は「突然の訃報に大変驚きました」とし、「庶民的で、飾り気のないあの明るい笑顔が魅力的。一方でシリアスも表現できるトップ女優だった。惜しい方が亡くなって、残念でなりません。心からご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

また、水谷豊主演の人気ドラマ「相棒」シリーズに週刊誌記者役で出演していた女優芦名星さん(享年)の訃報についてもコメント。「彼女の存在感が相棒の2人とうまく絡み合って、得難い存在として貢献してくれた。『相棒』の世界にああいうキャラクターが登場したのは、彼女あってのこと。感謝と同時にご冥福をお祈りしたいと思います」と話した。

芦名さんは14日にスタートする新シリーズ「season19」の第1話、2話に出演する。今後の代役などについて、西新取締役は「現在は予定しておりません」とした。

芸能人の自死が続いているが、詳細に関する報道が抑制的になされていることについて、報道担当の篠塚浩取締役は「センセーショナルにならないよう具体的方法、場所を明示しない形で、連鎖を避けるような方針で報道していた」と説明。報道局内でルールを徹底したとし「平日のベルト番組から週末の番組まで、その方針を基に放送対応をしている」と述べた。