コロナ禍でどう過ごす注目される英王室のクリスマス

新型コロナウイルス感染拡大の第2波に襲われている英国で、ロイヤルファミリーが今年のクリスマスをどう過ごすのかが早くも注目されている。

英王室のメンバーは毎年、エリザベス女王の私邸サンドリンガムハウスに集ってクリスマスを過ごすのが習わしで、12月25日の朝は近くにあるセントメアリー・マグダレン教会のミサに参列するのが恒例だ。

しかし、英デーリー・エクスプレス紙によると、コロナ禍の今年、エリザベス女王(94)と夫のフィリップ氏(99)は、クリスマスの過ごし方について厳しい決断を迫られていると伝えている。

英国では感染拡大を防ぐため、年内は同居する家族以外の6人以上が一度に集うことが禁じられており、王室のメンバーが一堂に会してクリスマスをともに過ごすことは難しいのが現状。さらにエリザベス女王とフィリップ氏はともに90代で、感染によって重篤化するリスクが高いことも懸念材料。仮にクリスマスを家族で過ごす場合、残る4人について、だれを招待するのか「厳選」する必要にも迫られる。

そのため、英メディアでは今年はクリスマスの集いを中止してそれぞれ別々に過ごすのではないかとの見方も浮上。一方で、ハロー!誌は王室がクリスマスの予定を発表するのは時期尚早と伝えている。

今年3月末に王室を離脱して現在は米カリフォルニア州で暮らすヘンリー王子とメーガン妃も、クリスマス休暇は英国で過ごすことを希望していると伝えられているが、夫妻が英国に帰国しても到着後2週間の隔離が義務付けられている。感染拡大が続く中で1歳の長男アーチ君を連れて帰国するかどうか現時点では不透明だが、メーガン妃が英大衆紙サンをプライバシー侵害で訴えている裁判が来年1月11日に予定されていることから、メーガン妃が出廷する場合は年内に帰国しなければならず、夫妻がクリスマスを英国で過ごす可能性もあるとみられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)