小栗旬(38)が主演を務めるTBS系連続ドラマ、日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」(日曜午後9時)が10日、スタートする。

2023年の東京を舞台に、日本沈没という未曽有の危機が迫る中、小栗演じる野心的な環境省の官僚・天海啓示役らが立ち向かっていく姿が描かれる。

1973年に刊行された小松左京氏による小説「日本沈没」が原作。翌74年にも同局でドラマ化された。今回、令和版としてリメークされた。小栗のほかには、松山ケンイチ、杏、仲村トオル、香川照之らが出演する。

「日曜劇場」は「半沢直樹」などでも知られる同局系連続ドラマの看板枠。今年は、1月期の綾瀬はるか主演「天国と地獄~サイコな2人~」、4月期の阿部寛主演「ドラゴン桜」、7月期の鈴木亮平主演4月期「TOKYO MER~走る緊急救命室~」がそれぞれ視聴率、内容ともに好結果を残してきた。

小栗が同枠で主演を務めるのは10年「獣医ドリトル」以来、約11年ぶり。当時の初回平均世帯視聴率は、ビデオリサーチ調べで、16・0%(関東地区)を記録した。視聴率だけが作品の評価につながるわけではないが、「日本沈没」は、不朽の名作として知られる原作、小栗の脇を固める豪華キャスト陣など、ヒット作が続いた今年の日曜劇場枠を締めくくるにふさわしい要素が盛りだくさんだ。

一般的に、放送日程と連動しながら撮影していく連続ドラマでは珍しく、本作はスケジュールの関係から、今年初めには撮影を終えた。小栗が海に潜るシーンでは、強力なCGチームが入って制作されているといい、より完成度に期待がもてる。座長・小栗が引っ張る11年ぶりの「日曜劇場」。初回は25分拡大で放送される。