来年2月にノルウェーのリレハンメルで開催予定だったパラスノースポーツ世界選手権が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で22年1月に延期されたことについて、日本障害者スキー連盟が1日までに大日方邦子強化本部長(46)のコメントを発表した。

「世界選手権は今シーズン最大の目標として掲げてきた大会であり、北京パラリンピックの出場資格を獲得するうえでも、重要な大会でした。しかしながら、感染症が世界的に広がっている状況の中、選手や開催国に住む人たちの安全を考えると、適切な判断だったと考えます。不確実なことが多く、厳しい環境下ではありますが、日本障害者スキー連盟では、北京2022パラリンピック冬季大会で選手たちが活躍できるように、あらゆる可能性を模索し、強化事業を行ってまいります」

パラスノースポーツ世界選手権はアルペンスキー、ノルディックスキー、スノーボードの各競技が史上初めて同時開催される大会として注目されていたが、11月25日に延期が発表されていた。

日本代表選手たちは来年3月開催予定の北京パラリンピックプレ大会を兼ねるW杯へ調整を続ける。大日方強化本部長は「この大会が予定通り開催され、日本チームも参加できることを強く期待しています」とした。