清水エスパルスは13日、元サンフレッチェ広島でトルコ1部のアランヤスポルからブラジル人FWドウグラス(30)を完全移籍で獲得したと発表した。既に6日からチームの練習に参加。この日も豪快なダイビングヘッドを決めるなどし、クラブを通じて「エスパルスの目標達成のために頑張りたいと思います」とコメントした。

 チーム事情からも大きな加入だ。FW鄭大世(34)は、11日の天皇杯ヴァンフォーレ甲府戦で右もも裏肉離れを負い、全治まで最長8週間を要する見込み。FWクリスラン(26)もコンディションが万全ではなく、甲府戦では前半45分間で交代していた。ドウグラスのJリーグ選手登録は20日以降になるため、リーグが再開する18日のホーム・セレッソ大阪戦には出場できないが、22日のアウェー・ガンバ大阪戦で清水デビューの可能性もある。

 広島時代の15年に21得点、ベストイレブン受賞の新助っ人が攻撃陣の起爆剤になりそうだ。【神谷亮磨】