北海道コンサドーレ札幌ミハイロ・ペトロビッチ監督が18日、61歳の誕生日を迎え、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)への思いを新たにした。札幌・宮の沢での練習後、明日20日アウェー湘南ベルマーレ戦へ向けて「勝てば(J1)残留が決定するけど、今そこは考えたくない。私の頭の中にあるのはいかにACLの権利を勝ち取るか。そこに向かって進んでいきたい」。クラブ初の2年連続J1残留の先だけに集中した。

笑顔もつかの間だった。報道陣からプレゼントされた特製ケーキを食べて「ベリーグッド!」とご満悦。だが、試合の話題なれば「甘いこのケーキから今度は厳しいゲームのコメントをしないといけない」とすぐに表情は切り替わった。「難しいゲームになる。湘南は非常に走って戦ってくるチーム」と気を引き締める。4月のホームでの対戦は1-0で勝利している。「同じようにできれば」と思い描く。

残り6試合、指揮官がはっきり目標として掲げたACL。出場圏内3位とは勝ち点2差だけに迫りたい。来日して迎えた13度目の誕生日。祝福を受けながら「私はまだまだ頑張らないとならないという思いにさせてくれる。みなさんの思いにしっかり応えていきたい」と誓った。勝利で自らを祝う。【保坂果那】