J2町田ゼルビアは新加入FのW富樫敬真のゴールで1-0で東京ヴェルディを下し、ホーム開幕戦を白星で飾った。昨年10月にクラブの経営権を取得したIT関連大手サイバーエージェントの藤田晋社長も現地観戦し、勝利を喜んだ。

藤田社長は球際で激しく競り合うチームの戦いぶりをほめ「最高です。見ていて安心感がありました」と笑顔をみせた。決勝点を決めた富樫については「今年から移籍してきてくれて、イケメンだし、若いので、ぜひ町田のスターになってほしい」とエールを送った。

今季は同社の出資でクラブハウスなどを新設し、今季中のJ1クラブライセンス取得を目指す。スタジアムも約5000席の増席工事に入っており「早く工事が終わってほしいなと思いました」と話した。

さらに今季はJリーグを放送しているスポーツのライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」と提携し、町田のホームゲームは全試合を同社らが出資するインターネットテレビ局「Abema TV」でも無料放送する。ダ・ゾーンのはからいにより、町田以外の試合も同TVで流す案もあるといい「新しい視聴者にもサッカーを広めていきたい」と力を込めた。

J1では、同じIT企業である楽天の三木谷浩史会長がオーナーを務めるヴィッセル神戸が元スペイン代表MFイニエスタらを獲得して話題となっている。三木谷会長とは定期的に会っていることを明かし「三木谷さんが盛り上げてやっているので、僕も一緒に盛り上げてやっていきたい」と話した。【松尾幸之介】